卓球上達グッズ3選！ ライバルに差をつけろ！

卓球が上達する便利なグッズを3つご紹介。自宅での一人練習や仲間との闇練に活用してこっそり腕を上げてください！

卓球のセンスを最速で磨くには便利グッズが欠かせない！

「練習は裏切らない」なんて言葉を卓球場でよく耳にします。卓球は練習量＝うまさ。センスも大事ですがとにかく人より練習しないとって話ですよね。私は卓球を始めたのが高校からと遅かったので、同級生よりも多く練習しました。自宅のダイニングテーブルを使って母と、小学校の卓球台を使ってご近所さんと、スーパーの２階にある卓球台を使って買い物客と。いわゆる闇練を頑張った結果、同級生に追いつくことはできましたが、追い抜くことはできなかった（涙）。平成初期、卓球youtuberや卓球ブロガーが生まれる前の3次元ワールドの話です。

あらためて今、ネットの恩恵にあずかると「私が高校の時にこれを知っていれば……」と悔し涙がにじむほど優良な上達情報があふれています。なかでも便利グッズの登場は見逃せません。マッチを擦らなくても回転の感覚が身につくマシーンや、ゲーム感覚で戦術が身につくカード、そして、からだ全体でブロックの感覚が養えるボードなど、高校時代の私ならお年玉を全額つかってでも欲しい物ばかり。

雑誌の巻末ページに載っていた「1日5分でグングン背が伸びる」「未知なるパワーでモテ期到来」「思いがけない大金を手に！」みたいな信憑性のない通販グッズにお年玉を投資するより価値があるってものですよ。親に内緒で謎の幸運ストーンの購入を検討した世代のみなさん。その藁にもすがる思いをくすぶらせないで。卓球上達グッズでこっそりレベルアップを狙いましょう！

イメトレに最適な家庭用打球練習器具「スイングメイト」

圧漏れ検査事務用シールゴムの設計および製作を行う小原工機設計。こちらの代表・小原さんは中学から卓球を始め75歳になった今も週に２～3回の練習を欠かさないベテラン卓球人です。卓球場に通う小中学生の上達に役立ちたい。そんな思いから、仕事で培ったゴムの加工技術を生かし2013年に家庭用卓球練習器具を開発。8年たった今では、フリック用、ドライブ用、ツッツキ用と3種類のスイングメイトをそろえました。

「実践をイメージしながら、思いを込めて打ってほしい」と小原さん。3種類を組み合わせるとツッツキからのドライブ、ツッツキからのバックそしてフリックといった実践練習や、2点or3点のフットワークといった基礎練習が自宅で可能に。卓球場に通う時間のないレディースのみなさん。家事の合間にいかがですか？

ブロックの感覚が短期間で見につく「Block-Trainer “Razer2”」

この秋、ラケットメーカー・Wizard株式会社から発売された「Razer2」は世界初のブロック専用トレーナーです。ラケットの両端を持ってボールに当てる。そんな初級者の返球練習をヒントにしてファイバーボードの両端に持ち手をつけたのだとか。主婦なら配膳用トレーと誤用しかねない形状ですが、両サイドを握ると確かに角度が安定。初心者がブロックの感覚をつかむのに最適というのも納得です。

「通常のラケットの2.7～3.5倍と面積が広いので初級者の方でもボールが当たりやすい。練習するうちに速い球に目が慣れて弧線が想像できるようになります。ボールとの距離感も早くつかめますよ」と同社の上垣さん。ジュニアの指導にあたるコーチからも「何回か練習するだけで生徒がブロックの姿勢を作れた」と高評価を得たのだそう。ブロックが上達すれば、自分よりもレベルの高い相手に練習相手を頼みやすい。闇連のモチベが上がるアイテムですね。

戦術が学べる！　世界初の卓球カードゲーム「TToTT」

DONIC、THE WORLD CONNECT、AKKADI、ITCなど海外の卓球メーカーの日本代理店を務めるイルマソフト株式会社。同社初のオリジナル商品として開発されたのは用具ではなく意外にもカードゲームでした。「卓球を始めた子供たちにラバーの種類や特徴、返球の技術を覚えてもらいたくて作りました」とスポーツトレーディング事業部の瀧澤さん。ボールの回転やコース取り、力の配分など実戦さながらのプレーをカードで再現。初級者はルール、中級者は戦術の勉強ができるとあって幅広いレベル層に好評なのだとか。

「部活で卓球を始められたお子様の練習相手として、保護者の方がプレーされるケースもあります。実際の卓球では相手が難しくてもカードゲームならいろんな戦型で戦うことができますから」。戦術面を鍛えるのにもってこいのアイテム。お正月はかるたではなくTToTTで遊びながら卓球を学びましょう！