「卓人のためのヨガ講座」を主催するヨガ講師NOEさんに、卓球のパフォーマンスを上げる眼・耳・指ヨガを教えてもらいました。ベストな状態で試合に挑めるように、心身を整えることから始めましょう!

眼・耳・指ヨガで全身のケアが完了!

ミスをするとラケットのせいにするのは10代の頃から。40代になると、言い訳はラケットにとどまりません。「四十肩で腕が上がらない」「腰が痛くて動きが鈍る」「末端冷え性でボールの感覚がつかめない」……etc 体の問題で「上達しない」「試合に負ける」という弱音を吐くようになりました。我ながら情けないと思いつつも、同世代が集まる卓球場で耳を澄ませば、会話の中心は健康のこと。「練習のおかげで腕が上がる」人よりも「練習のし過ぎで腕が上がらない」人の方が多いとお察しします。

そこで、今回はヨガ講師で卓球療法士でもあるNOEさんに卓球人のための眼・耳・指ヨガを教わりました。眼の周りや耳、指を刺激すると全身の緊張がホロホロとほどけて、からだ全体が柔らかくなるから不思議。場所をとらず座りながらできるところもポイントです。卓球場への移動時間や試合の合間に体のケアを済ませましょう!

ヨガのポイントは深い呼吸

眼・耳・指ヨガを始める前におさえておきたい大事なこと。それは”呼吸を意識する”ことです。息を吐くときは肛門をしめる、吸うときは肛門を自然に緩めるのがポイント。お腹の動きも意識しましょう!

呼吸が大切な理由その1

肺は意識的に動かせる唯一の臓器。息を吐くと副交感神経が、吸うと交感神経が優位になるという特性を生かせば呼吸法で自律神経を整えることができます。

呼吸が大切な理由その2

息を吐くと副交感神経が優位になり体が緩みます。そのタイミングで眼・耳・指に刺激を入れるとヨガの効果が高まります。

呼吸が大切な理由その3

酸素をたくさん血中にとり入れることで、体の機能が高まります。エネルギーも充填されて気力もアップ。

眼・耳・指ヨガレッスン

眼・耳・指ヨガをそれぞれおよそ3~6分のレクチャー動画にまとめました。全部やってもおよそ15分。すきま時間に卓球ができる体を作りましょう!

眼ヨガ

眼の周りの血流を促す眼ヨガ。卓球で大切な視野・動体視力にも影響を与えます。眼だけでなく首や肩の力みも抜けますよ。

指ヨガ

手が冷えると卓球のパフォーマンスにも影響します。全身につながりのある指を刺激して体全体を温めましょう。

耳ヨガ

股関節の可動域が広がる、脚力が上がると言われている耳ヨガ。耳をもんで、ひっぱって、軽快なフットワークを手に入れましょう。

監修) ヨガ・気功・瞑想講師 NOE(小山田園枝)

ヨガ歴19年。龍村ヨガ式呼吸力開発法指導者、一般社団法人手のひらセルフケア協会認定龍村式指ヨガマスターインストラクター、眼ヨガセルフケアコンサルタント、高津文美子式気功シャルヨガアドバンスインストラクター。全米ヨガアライアンスE-RYT200認定インストラクター

ヨガ講座(オンライン可)は不定期。卓球サークル、チームなど仲間と誘い合わせて時間・回数・レッスン料をご相談ください。個別レッスンも受付中。
https://himukanowa.com/