こちらは『卓球レディース』編集長の西村が、NOルールで綴る馬鹿馬鹿しい卓球日記です。今回は2月23日に大阪の緑橋卓球場で開催されたトラストリングカップをレポート。私も賞金目当てに燃えてしまいました!

試合前に社長・島田氏の鉄板トークが炸裂

2023年2月23日、大阪・緑橋にあるWEB制作会社・トラストリング株式会社が協賛する「トラストリングカップ」がご近所の緑橋卓球場で開催されました。私がこちらの会社の方々と飲んでいた時に「おもしろい大会があったらいいのにねぇ~」なんて話で盛り上がり、緑橋卓球場に丸投げして大会開催に至りました。人生なにが起こるかわからない。飲み歩きの大義名分ができたとほくそ笑んでおります。

さて、このご時世にありがたい賞金付きの大会は同社・社長の開会宣言でキックオフ。「私の名前は島田大学、本名です。この名前を授かりながら大学を中退。死んだ方がいいですか?」という鉄板らしき掴みが、血沸き肉躍る賞金レースの荒ぶる雰囲気を和ませてくれました。

ほどなくして会場の1階で初級者15名、2階で中上級者20名の試合がスタート。小学生も1~4年生が5名ほど参加していました。

「この子らに負けたら恥ずかしいなぁ~」という誰かの冗談とともに爽やかな笑い声が会場を包みましたが、全国クラスの子供たちがラリーを始めると、笑い声は如月の隙間風に消えていきました。子供たちも近所の駄菓子屋で爆買いの夢を叶えるため、賞金獲得に本気の様子です。

↑大人も子供も賞金獲得目指して全力のぶつかり合い

1階での初級リーグには社長の島田氏も参加。「僕に勝った人には金一封を用意しています」と、島田氏が500円~1万円が入った祝儀袋を10本披露すると、島田氏と同じリーグに入っていた人たちはザワつき静かにアップが始まりました。

島田氏の勝敗に注目が期待されるなか、島田氏の試合が始まりました。最初の対戦相手は卓球歴2年の安井さん。島田氏がダイエット目的で始めた自己流の卓球は、PTA卓球で腕を振るう安井さんには通用しなかったようで、早速金一封を渡すハメに。そして安井さんが、10本の中から選んだ祝儀袋。その中身は、なんと1万円!!! 初回で1本のみの1万円が引き当てられたことで、その後の対戦者はいい感じで力が抜けての戦いとなりました。

↑卓球歴2年で思わぬ賞金を稼いだ安井さん。隣は島田氏。

初級リーグとはいえ、王道の卓球が通用しないとわかった島田氏は、サービス時に突然奇声をあげたり、ピン球を思いっきり台に叩きつけるサービスをしたり、とんねるずの番組でしか見たことのない秘策を繰り出し会場を沸かせました。

一方、2階では中上級者たちのガチ試合が繰り広げられていました。私も親子3人で出場。下位トーナメントで息子と当たるという、なんとも言えない巡り合わせもありました。賞金がかかると、例え親といえども容赦ない息子。私も子供に勝ちたいあまり、生まれて初めてポイントで「チョレイ!」と叫びました。すると息子が失笑。ここが攻め入るチャンスとばかりに「チョレイ」を連呼し3球目攻撃を仕掛けましたが、全部外してストレートで負けました。

息子もそのあとの試合で散り、親子そろって賞金をゲットすることはできませんでしたが、トラストリングさんのおかげで楽しい一日を過ごすことができました。今後もこんな形で企業さん&卓球場さんとコラボしておもろい大会が開けたらいいなー。ちなみに、島田氏の弟さんの名前は博士と書いてひろしさん。こちらは高校中退だそうです。こんな風に卓球場の中心で前説ネタを叫びたい社長さん、お声掛けをお待ちしております(^_-)-☆

↑初級リーグの後は的当てなどゲームが催され、試合以上に会場が湧いた。