近畿大学でのイベント「どこでも卓球」を終えて
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こちらは『卓球レディース』編集長の西村が、NOルールで綴る馬鹿馬鹿しい卓球日記です。今回は6月30日に近畿大学実学ホールで実施したイベント「どこでも卓球」について報告させていただきます!
初夏のまぶしい光が差す近畿大学のホールで、私は目からウロコをぼろっと落とした。目の前で一般の大学生たちが卓球に打ち興じる姿を見て。彼らは誰でもない、ただ仲の良い友達を相手に選んだ。そして、彼らは続かないラリーを心の底から楽しんでいた。
美しくキレのあるスマッシュを放つAくん。聞けば中学時代は卓球部に所属していたとか。それを聞き、そばにいた卓球上級者とのプレーをすすめた。
しかし、彼は首を横に振った。そして、サーブも知らない、ラケットの振り方も知らない、卓球初心者の親友を相手に顔がぐちゃぐちゃになるくらい笑い合って卓球に興じた。
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お互いに手ごたえのない試合に夢中になっていた。帰り際に、「学校の廊下に卓球台があれば、15分休憩に必ずやりにいきます」。そう言って、Aくんは友達に「そうだよなっ」と同意を求めるようにアイコンタクトした。初心者の友達が照れくさそうにうなずく。
私はその微笑ましい光景を見て、自分の勘違いに気づいた。卓球は老若男女問わず楽しめる懐の広いスポーツ。コーチや上級者をパートナーに選び、上達を求めるだけが卓球ではない。
卓球は大切なあの人との仲を深めるコミュニケーションツールでもあるのだ。
イベントの終了時間が近づくと、スタッフたちがラケットを握り、卓球台の搬出間際までトーナメント戦に興じた。学生たちの楽しそうな姿を見て、運営側も卓球を楽しみたくてたまらなくなったのだろう。
卓球台とラケットとボールがあれば、誰かとのコミュニケーションが深まる。そんな稀有な競技を全国各地の“どこでも”できるように。卓球レディースはこれからも働きかけていく。WEBメディアとともに。

「どこでも卓球」は、2026年6月30日(火)に近畿大学東大阪キャンパス実学ホール1階で開催された卓球イベントです。本校経営学部経営学科布施ゼミナールと卓球レディースの共催で実施しました。対象者は本校の学生と一般の社会人。授業の終了時間に合わせて12~16時に実施し、経営学部を中心に多くの学生が参加しました。参加者は友達同士でラリーを楽しむ、トリックショットに挑戦する、ゲームで勝負するなど、個々に卓球を楽しみました。ほかにも、参加者は、運営側が用意したピストル型や球体型グリップの特殊なラケットで遊び、YouTuber・おかぴー氏の卓球技を観賞して卓球の深淵にも触れました。

本イベントの目的は、卓球のエンジョイスポーツとしてのポテンシャルを測ること。「卓球は老若男女問わず楽しめるスポーツ。全国各地の人が集まる場所に卓球台があれば、誰もが足を止めて卓球交流するのではないか?」という仮説を立て、その実証実験を行ったものです。
イベント当日は、ガラス張りのホールにある1台の卓球台に吸い寄せられるように学生が集まり、皆、卓球に興じました。結果を見ると、参加者は78名。経営学部1年生の視察もあり、来場予測40名を2倍近く上回る成果となりました。
イベント後に実施したアンケートでは73.8%の人が満足と回答。参加者はおかぴー氏の指導のもと、初心者でも短時間でラリーが楽しめるようになりました。その結果、「ラリーが続いた時の爽快感」がおもしろかったと答えた人が44.6%。本イベントと卓球に好感を抱いてもらうことができました。
また、本イベントを通じて「卓球の印象が変わった」と答えた人は58.5%にのぼり、「あまり身近に感じれる機会が無かったので、とても楽しかった」という声も上がりました。実際に、学生たちの姿を観察すると、本人が卓球経験者で、その相手が卓球未経験者であっても、ただ友達と仲良くボールを打てるのが楽しいという印象でした。「学校の廊下に卓球台が置いてあったら、休憩時間に絶対やる」という声も多く、卓球は交流を深めるのに最適なスポーツであることが実証されました。
卓球は究極のコミュニケーションツール。卓球台があれば仲間と気軽にプレーしたい学生が93.8%。さらに、「もっと卓球をやってみたいですか」という質問に81.5%の人が「友達と遊ぶ程度にやってみたい」と回答。「今後、卓球を始めるとしたら、どんなサポートがあれば嬉しいですか?」の質問に対し、「空きコマに自由に使える卓球台の開放」という回答が53.1%を占めたのも納得です。
一方で「卓球の難易度は?」という質問に43.1%の人が「難しい」と回答。競技のハードルを下げるさらなる工夫が必要であることもわかりました。今後は、もっと気軽に楽しんでもらうためのイベント設計を模索し、卓球競技者、レディース層の増加を目指していきます。
