卓球Tリーグの2023₋2024シーズンが開幕。推しにサインをもらえるか? 握手してもらえるか? 一緒に写真を撮ってもらえるか? そわそわしているファンも多いはず。会場へ向かうワクワク感を高めてもらうために、サインのもらい方をご紹介!
教室にエアコンも動画用のモニターもなかった80年代の小学校。キン消しダメ、練り消しダメ、臭い付き消しゴムもダメと、休み時間の遊び道具をことごとく没シュートされたレディース世代。唯一無礼講の自由帳を使って流行った遊びはサインの練習ではありませんでしたか?
「明菜ちゃんみたいに将来有名になったら?」
という仮説を立て、白い紙の上に鉛筆を滑らせる。書家の莫山先生もドン引きするほど漢字を崩し、原形など跡形もなくなった名字は、覚えたばかりのアルファベットで綴られた名前と、唯一知っているLOVEという英単語と奇跡の融合を果たす。そして、親から授かった名前は、親の想定外のところで言語の壁を越えたアートに昇華するのでした。めでたしめでたし。
いや、それでもう十分なんだけど、とどめというか、私の場合、そのサインの上から下まで〇〇子の“子”という文字を貫いて、ようやく一丁上がり。当時の女子は“子”で終わる名前が多かったから、私が何かを見て始めた“子”の貫通技はクラス中に広まりました。©卓球レディース
おっと、これで終わりじゃなかった。当時のサインは“はらい”や“とめ”ではなく、ハートで書き終えるのがお作法。ここまでやると、芸能人のそれと比べても恥ずかしくない。いつホリプロからお声がかかっても、ザ・ベストテンに呼ばれても、余裕かませるほどアイドル級な仕上がりです。
そんな世代だからですかね? サインをもらうだけでテンション上がるんですよ。Tリーグを観に行っても、「サインもらえるかな?」「ラケットケースに書いてもらうのは失礼かな?」とか、試合中もそわそわしっぱなし。卓球選手が好きなのか、それともサインに憧れているのか? もはや自分でもわからない。サインの列にうまく並べないと自己肯定感が下がり、サインをもらうチャンスを逃すと自己嫌悪に陥る。
そんな複雑な想いを抱えながら、体育館の入り口でもじもじする私の横をすり抜け、のびのびとサインをもらいに行く卓球キッズたち。若さってズルいなぁ~。そして、子供たちがゲットしたサインを「見せてくれる?」とお願いしてコンテンツのネタにする、おばちゃん根性ってズルいなぁ~。とはいえ、サインを綴った選手もサインを世に広めてみんなに幸せになってもらいたいはず。LOVEとハートで溢れたサインを入手の方法とあわせてご紹介します。
サイン大公開
推しの選手にサインをもらうには、まとめ
- Tリーグの観戦後にもらいに行く
- 講習会に参加してサインをもらう
- たまたま出たイベントで賞品としてゲット