こちらは『卓球レディース』編集長の西村が、NOルールで綴る馬鹿馬鹿しい卓球日記です。今回は世界卓球ヒューストン大会で目にとまったことを語らせてください。

プレー以外にも見どころ満載

11月23~ITTF世界選手権ヒューストン大会が開催されました。今回、日本は混合ダブルスが銀メダル、男子ダブルスが銅メダル、女子ダブルスが銀メダルという結果に。男女ともシングルスは残念でしたが、東京五輪を節目に、ここから新生JAPANの躍進が始まると期待しております。

さて、今回の世界卓球も見どころが満載でした。世界ランキング1位の樊振東選手に対するトルルスくんのノータッチ・エース。前衛的な六角形ラケットの威力を証明してみせましたね。女子シングルスの決勝戦、中国の王曼昱選手がチャンピオンシップポイントで見せた緊張感あふれるサービスの間。こちらまで震えが伝わってきました。

とまぁ、試合はもちろん楽しませてもらったのですが、今回は試合以外の点で私の心に突き刺さったことを語らせてもらいます。

張本くんとトルルスくんの体形が激似

まず初めのツッコミは「張本くんとトルルスくんの体形が一緒やんかーい(バシッ)」。そう日本とスウェーデンの卓球界を背負って立つ若いお二人の体形が似ているのです。銀行員の顔は左右対称にメガネというように職業によって顔が似ると言われますが、スポーツ選手も競技によって体形が近づくのでしょうか。

お二人とも、ぱっつんぱっつんに身が詰まった上肢下肢。平等に鍛え上げられた遅筋&速筋。MRIで体の断面図を見たならば筋肉と贅肉のミルフィーユ構造まで似ていたりして。日頃のトレーニングの賜物なのでしょうね。冬場にピン球が太ももに当たっても、スペクトル級に跳ね返りそう。うらやましいなぁ。私の太ももならマークⅤ級にボールをつかんで激痛です。

梁靖崑選手のタオルが分厚い

ふたつ目のツッコミは「梁靖崑のタオルが分厚いやんか~い(バシッ)」。中国男子選手のタオルは以前から注目しておりました。なかでも今回は梁靖崑選手のタオルが光りましたね。男子シングルスの準々決勝、ブラジルのカルデラノ戦です。0-3からの大逆転劇。「もうダメかな……」と思ったところから点を積み重ねる集中力はさすが。6点ごとのタオル休憩でも、汗を丁寧に抑えながら慎重に試合を進める様子がうかがえました。

だけど、そのタオルが何なん?????と思わず凝視。白くて分厚い。薄かけ布団並み。「遠征にあの厚みは洗濯が大変なのでは」と老婆心が働きます。ホテルの洗面台で洗うとしたらボウルにおさまりきらない。→仮におさまっても溜めた水を全部吸ってしまう。→かろうじて洗えても今度は乾かない。→ホテルの部屋干しでは半渇きで臭い菌がついてしまう。→結果ダブルスパートナーの林高遠選手に嫌がられはしないか?????

中国男子選手の洗濯事情を知らないおばちゃんは心配で試合に集中できません。そのことをツイートしたら、フォロワーさんから「ホテルのバスタオルでは?」というお言葉があり、なるほどと腑に落ちました。ホテルのタオルなら洗い立ての物を用意してもらえるでしょうから。うんうん。

ホテル用リネンの洗濯を担当されているみなさん。梁靖崑選手が宿泊の際には、洗濯時に柔軟剤をたっぷり入れてくださいますよう、よろしくお願いいたします。