こちらは『卓球レディース』編集長の西村が、NOルールで綴る馬鹿馬鹿しい卓球日記です。卓球やってる人は猫好きの確立が高い。もちろん私も大の猫好きなもので、今回は我が家の愛猫について語らせてもらいます。

プロの試合情報の合間に猫の画像がちらりと

私のSNSは卓球アカウントですが、猫ちゃんの投稿がTLにたくさん上がってきます。はて、卓球ではなく肉球アカウントかいな? と首をかしげるほど愛猫の画像がずらずら。上目遣いのセクシーショットから、お腹を見せた服従ポーズ、膝の上での甘えん坊姿まで。飼い主だけに見せるとっておきの表情をフォロワーの皆さんが惜しみなく投稿。その利他精神に頭が下がります。

私はいつの間にか、卓球ではなく、猫ちゃんの投稿が気になるようになりました。WTTやTリーグで繰り広げられるプロ選手の試合模様。「えっ、追いついた? まくられた?」その手に汗握る投稿の合間にひょっこり現れるフワフワした生き物の画像は、私にとってひと息もふた息もつけるタイムアウト。真剣勝負の情報を追いかける緊張を途切れさせてくれます。

例えるなら、ドラマ「水戸黄門」の殺戮シーンの後に現れる由美かおるの入浴シーン。チーム黄門がどんなに危険な目にあっても、必ず由美かおるがお風呂に入ってめでたしめでたし。その展開がわかっていると安心して画面に集中できますもの。由美かおるのつぶらな猫目にも癒やされます。

愛猫を家に置いて2泊3日の遠征へ

私もたまに飼い猫の写真を投稿することがあります。うちには雌猫が2匹。飼って5年になります。この子たちを飼ってからというもの、家族旅行は1泊2日に限られました。それを4年半貫いてきたのに、ついにこの掟を破るときが来てしまいました。子供の卓球遠征で2泊3日も家を空けたのです。

ご飯の補充は近所に住むおばあちゃんにお願いして、いざ云十キロ離れた他県へ。初日は子供の遠征試合に集中できたのですが、2日目の晩から家に残したにゃんずのことが気になって仕方がない。「大丈夫かな? 鳴き叫んでいないかな?」

3日目は早く帰りたい気持ちが表に出たのか、一日中靴のかかとを踏んで歩く始末。試合も応援の集中を欠いたまま終わり、帰路のパーキングでお土産選びに時間がかかる夫にイライラし、気持ちだけETCをすり抜けてわが家へ。リアルに家に到着した時はドアの鍵を回すことさえまどろっこしい。「ごめんね、ごめんね、長いことボッチにさせて~涙」。そんな土下座気分でドアを思いっきりバーンと開けると、目の前には可愛い二匹の姿が……ではなく、玄関にドーンと💩が!!!

WAKARIYASUIIYAGARASE

部屋の隅でそっぽ向いて香箱座りする二匹。言葉は話せなくても、愛猫からのクレームがひしひしと伝わってきました。次は3泊4日の合宿が控えていますが、もちろん夫には留守番してもらいます。