こちらは『卓球レディース』編集長の西村が、NOルールで綴る馬鹿馬鹿しい卓球日記です。ついに女性起業家の登竜門であるビジネスコンテスト「LED関西」のファイナリストになった起業迷走家西村。ここからどう事業は発展するのか……?!

ついにビジコンで結果を出す!

私にはどうしてもあきらめられないことが2つあります。

ひとつは、高校時代卓球部の合宿でお風呂上りに自販機でジュースを買おうとしたところ溝に落としてしまった100円玉。もうひとつは、WEBメディア「卓球レディース」の事業化。

起業して1年半の間、いろんなビジネス交流会に参加して賢者に知見を求めましたが、みんな口をそろえて「これは趣味ですよね?」と笑って話をごまかすのです。

いや私は真剣だ、ガチなんだってば! と熱い想いを伝えるのですが暖簾に腕押し感がハンパない。ならば自分でなんとかするしかない。そもそも私が代表なんだから誰にも頼ることはできない。とヘルニアの重い腰を持ち上げました。

そして力づくでこれは事業だと周りに認めさせるために、ビジネスコンテンストに出るようになりました。初めて出たコンテストではファイナリストにはなれたものの審査員長に「これは趣味ですよね?」と大勢の聴衆の前でキレぎみに問われ、これまた大勢の聴衆の前で「違います!」と逆ギレし、賞金を逃しました。

次のコンテストでもファイナリストにはなれたものの、発表当日、ド緊張のあまり持ち時間より1分も短くピッチを終わらせるという失態をさらし、ボーリングで言うところのガータで終了。地面を蹴りながら家路につきました。この時に天を仰いで「優勝してー!!!」と無声音で叫んだことを覚えています。

そして三度目の正直。昨年の秋、LED関西という女性起業家限定のビジネスコンテストにエントリー。これでダメだったらビジネスコンテストはあきらめよう。名刺交換の際は「趣味なんですよ~」とヘラヘラ笑って心で泣いて答えよう。そう覚悟を決めて応募しました。

すると神のいたずらか、あれよあれよとファイナルまで残ることができました。そう、ファイナリスト10名のひとりになれた。これ以上審査はないので、私の中では優勝です。

そしてシャレオツなPVを作ってもらうほど↓ 卓球レディースの事業は、クリエイティブな方々の手でカッコ良く盛り立てられ……。

地下鉄の中吊り広告にまで登場し……。

そして運命のファイナルプレゼン発表後は、私の事業に賛同しサポーター賞をくださった企業様16社にお礼行脚しました。嬉しかったことは、どの企業様も卓球レディースを「趣味」ではなく「ビジネス」として扱ってくださったこと。やっとスタートラインに立てた気がしました。どのサポーター様も私の事業を丁寧にヒアリングし突破口を見つけるお手伝いをしてくださったのですが……。ここであることに気づきました。2週間という短期間に16名の方に卓球レディースの今後の展望を語ると頭の中がスッキリしていることに。脳の収納BOXが断捨離されたのです。

「自分が夢だと思っていたことは実はそれほどやりたいことではないな」とか、「自分はこういう仕事にワクワクするんだ」とか、「自分はあらためて営業のセンスないな」とか&とかです。

今回の気づきを踏まえて、卓球レディースの事業は今後大きく様変わりするかどうかはわかりませんが、これまでやってこなかったローカルレディース取材や異業種と卓球を結び付けるコンテンツ作りなど、やはり自分がワクワクすることを基軸に発展していこうと決意を新たにしました。

なんてったって私が編集長。自分が出したネタはボツにならないという特権を生かし、生かしまくって卓球をテーマによりニッチなコンテンツを作りに励んでまいります。

なので皆さま、これからも読んでチョンマゲm(__)m