友達からイタリアを代表する高級ブランド・FENDIのラケット&ケースを譲ってもらいました。市井をけなげに生きる私にとって、家宝になるだろう逸品。仏壇に飾るだけではもったいないので、初中級のレディース目線でそのディテールと機能を検証させていただきます。

ラグジュアリーブランドが手掛けた卓球ラケット。その性能はいかに?

イタリア・ローマ発のラグジュアリーブランドとして世界を席巻するFENDI。美しく洗練されたデザインが息づくアイテムは、1925年の創業以来、各界のセレブに愛されてきた。なかでも、職人の丁寧な手仕事がうかがえる本革製品は、ブランドを代表する逸品。バッグやウォレットなどの定番品は、誰もが一度は手にしたいと願うだろう。

だからこそ言わせてほしい。「卓球のラケットケースを作ってくれてグラッチェ(ありがとう)」と。売れ筋のバッグから横道をそれた勇気はいかほどか。企画者はピッコリンのファンか、イタリアのレディースか、それとも、卓球界のちょいワルおやじか?

ヴィトンやディオール、ティファニーなどが、こぞって卓球アイテムを作った。「ハイブランド界の流れに沿っただけ」なんて無粋なことは言わないでほしい。私も、この気高くも美しいラケットケースを手にしたからには、大阪のおばちゃんではなく、モニカ・ベルッチになる覚悟で検証させていただくのだから。

FENDI1

ケースにほとんどの価値があると見た

定価は聞いてないけど、お高いことに間違いない。そして、そのコストのほとんどがこのラケットケースにかかっていると推測。美しく艶やかなパープルのグラデーション、中央に刻印したロゴマーク、そして丁寧な縫製。どれをとってもラグジュアリーブランドのクオリティ。

背面にはボールの収納ケースも

ケースの裏側にはボール3個が収納できるポケット付き。中をあけると、ロゴ入りのボールが収められていました。トレ球に混ざらないように大事に使わねば~。

ボールの大きさは公式サイズ

ボールの大きさは規定通りの40mm。実際に打ってみると、FENDIボールの弾みは悪くない。ロゴもくっきりはっきりしているからボールの回転を見るのに良さそう。

ラケットはサブラケットとセット

なんとこのFENDIラケットは2本で1セット。つまりサブラケット付き。私は日ペンなので、ラケットケースをどう扱うかは悩みどころ。

持ち運びに便利なショルダー付き

付属のショルダーはラケットだけを持ち歩きたい時に便利。とはいえ、これを肩から下げて電車に乗った時はちょっぴり恥ずかしかった。太めのベルトなので、気になるお腹を隠せたのは良かったけれど。

西海岸風のファッションと相性抜群

やっぱり、こういったラグジュアリーブランドって、抜け感が大切よね。後生大事に持つよりも、こういった西海岸風のカジュアルおしゃれさんが持つ方がハマる気がするわ。

最後に……

最後まで打球感について一切ふれなかった。実際打ってみると想像してたほど悪くなかった。もちろん、ラバー貼りラケットなんだけど、そこそこ飛ぶし回転もかかったよ。もちろん、卓球メーカーの用具と比べると全然だけど。最近のラバー貼りラケットは性能いいのかも。初心者ならFENDIラケットでOKとハンコを押したいのだけど、どうかな? 私は初中級レベルなので、その辺りは上級者の方に判断してほしい。これを読んでいる上級者YouTuberのみなさん。試打してもらえるなら、いつでも貸し出しOKです。べるっち(^_-)-☆