京都カグヤライズの壮行会に参加しました！

こちらは『卓球レディース』編集長の西村が、NOルールで綴る馬鹿馬鹿しい卓球日記です。10月24日、京都ブライトンホテルで開かれた京都カグヤライズの壮行会に参加。卓球関係者と名刺交換ができたのか？

場違いな雰囲気丸出しの卓球レディース

10月24日（火）、京都カグヤライズの壮行会に参加してまいりました。池袋監督にご招待いただいたのですが、ひとつ気になることがあり監督にDMを入れました。

西村「私はかなり人見知りなのですが大丈夫そうな雰囲気ですか？」

池袋監督「初めてやるので雰囲気わからないです　笑」

不安でしかないんですけどーーー？？？

大阪へ嫁いで15年、いまだこの地でお茶飲み友達ゼロの私がどれだけ人見知りをこじらせているか、池袋氏は知らないのです。私はお世話になっている銀行の営業担当の方を誘いましたが、その方にドタキャンされ、結局ボッチで参加することに。

重い足を引きずって、京都へと向かいました。会場は京都ブライトンホテル地下一階にある「英（はなぶさ）の間」。ここはお嬢な友達の披露宴で来たことがあったかなかったか。老舗ホテルの大広間は格式が高く厳かな雰囲気に包まれていました。京都府知事をはじめ、受け付けにはエレガントなスーツ姿の殿方が列をなし、そこで初めてドレスコードがあったことに気づいたのです。やっべー。

「卓球の現場ではジャージが正装です」なんて誰が私の記憶に残した言葉でしょう？　私はシャツにゴムパンツ、スニーカーという超カジュアルスタイルで指定されたテーブルへ。女子大生時代、合コンへ行ったら自分だけジーパンだったことがありましたが、それと同じ心境。場違いな雰囲気に、早くも帰りたくなりました。すると同じテーブルに知り合いのFさんを発見。

「さすが池袋さん、私の人見知りを配慮して共通の知り合いを同じテーブルにしてくれたんだ」。私は池袋さんの気配りに感謝しつつ、意気揚々とFさんのところへ。

そしてFさんに正面切って「ご無沙汰しております。西村です！」と元気よく挨拶しました。

するとFさんは「えっ？」と動揺。よく見ると他人の空似でした。

恥ずいーーー！！　

これは極限状態で起きる「砂漠にオアシス」の錯覚だったようで。私は自分の席にすら居づらい状況を作ってしまいました。西村業西村得。

落ち込んでいると、隣にいた方が声をかけてくださり名刺交換をすることに。その方は池袋さんと同じクラブご出身の小泉さん。私がショッキングピンクの名刺を渡すと、小泉さんは大きな声で「ええーっ、卓球レディース。ぼく読んでますよ」とリアクション。またまた～と思いましたが、「高校で綾部に合宿へ行って、えらい目に合わられたんですよね」と小泉さんは最近のブログの内容をさらり。

こりゃ本物のユーザーだ！！！

卓球レディースのユーザーが隣にいる安堵感たるや。私はようやく会場に居場所を見つけることができました。そこからは小泉さんの腰ぎんちゃくとなりブッフェコーナーへ。「魚介と根菜のマリネ京野菜のソースを添えて」だの、「かぼちゃのなめらかビシソワーズ」だの（西村が勝手に命名）、ホテルフレンチの豪華料理が大皿で供されるなか、どれをとるか、それとも全部とるか、迷っていると後ろの列に以前取材させていただいた島津製作所の古田さんが並んでいることに気づきました。

古田さんはどうやら小泉さんと知り合いのようで、小泉さんのプチ情報をタレコんでくださいました。

古田さん「小泉さんはマニアックなラバーばっかり貼る人なんですよ」

西村「えっ？　粒高とかアンチですか？」

小泉さん「いえいえ、裏裏です」

西村「？？？？？」

会話の続きが気になるところで、急に列が込みだし、お料理をとるのに集中しなくてはならない状況に。私は後ろに並ぶ人の圧におされながら、前に並ぶ人のお皿に飛沫しながら必死の思いで小泉さんに話しかけました。

西村「何のラバー貼ってらっしゃるんですか？」

小泉さん「〇〇です」

西村「……（なるほど！）」

何のラバーだったか？　ここでの発表は控えさせていただきますが、小泉さんはやはり卓球通ですね。ウッキー。

プロ選手とのラリーイベントで宴のボルテージはMAXに！

そもそも由緒正しき京都ブライトンホテル「英の間」でマニアックな卓球ラバーの会話が行き交うことはかつてあったでしょうか？　おまけにフロアの真ん中には卓球台が2台置かれています。台はこちらに勤める京都の強豪校・平安高校ご出身の社員さんのはからいで運びこまれたとか。今日の「英の間」はひと味違う。

小泉さん「僕、シャン・シャオナとラリーしたこともあるんですよ！」

そんな小泉さんの自慢話も特別に感じながら、ステーキを3回ほどおかわりした頃、「京都カグヤライズの選手たちとラリーができる」というファン垂涎もののイベントがスタート。子供たちが参加して、宴もたけなわになりました。

そういえば昔、東京の品川プリンスホテルで卓球ディナーショーが開かれたことがあったけれど、まさか私の故郷・京都のホテルで卓球ができるとは想像もしなかった。なんとも感慨深いものですね。池袋監督とは共に京都の公立高校の卓球部出身という海のように大きなくくりで勝手にシンパシーを感じておりましたが、なんと11月16（木）、17日（金）は京都のKBSホールでTリーグが催されるとのこと。

公共広告機構「もったいないおばけ」のCMなどで、我々世代の京都人が愛した放送局・KBS京都での開催なんて、京都中の卓人が“快挙”と手を叩いているのではないでしょうか？　少なくとも小泉さんは私の気持ちをわかってくれるはず。「そうですよね？」と隣をみたら、小泉さんがいない。

あれっ、あちこちを見回すと、小泉さんはしれーっと、工藤夢選手とラリーしていました。